学部3年を前に、残された時間の少なさに気づいたイノウエ。
春休みのうちに遊んでおかなければ...ということで、本州最南端の町串本へ行き、そこでもう一つの趣味である釣りを満喫する計画が出来上がったのでした。
前回は筆者のテンションが上がりすぎてどーでもいい話をつらつら書きまくった結果、出発を待たずに一回分の投稿になるという事態に。
今回はようやく旅立つみたいです。
それでは出発です⇒⇒⇒
大体の旅程が決まってからは矢のように時が過ぎてゆきました。まだ雪の残る極寒のヒルクライムレースを終え、野宿のためのマットを買います。実家から登山用リュックも召喚しました。
レースの結果? そんなもの忘れましたね...
200km超は初めてということで、出発時刻は余裕をもって朝5時にしました。
このときはこれが裏目に出ることを知る由もありませんでした
出発です。
4月の上旬なので5時だとまだ真っ暗。サドル下のドーナツが輝いています。
このドーナツ、BikeguyのCOBリアライトという商品で、ドーナツ型(正確な商品名だとサークル型)のほかにも、ハート、スター、クロスボーン(骨)など遊びゴコロのあるデザインがありオススメです。ラインナップの中で一番おとなしいデザインのドーナツでも、けっこうツッコまれます。
タケモトさん「その穴に紐でも結んで引っ張ってもらいたいなぁ」
友達「何かはわからんかったけど、ずっとそれを見ながら走ってた」
話のタネにいかがでしょうか
さて、ドーナツが必要だったのはものの30分ほどで、松阪にさしかかる頃には世界はすっかり明るくなっていました。
42号線を進みます。
ひたすら進みます。(写真がないので省略)
MUCCではおなじみの場所でパチリ
ここで撮影会を開くのはここを通るサークル員の義務です。忘れると怒られます(嘘)
裏側がコーヒー牛乳になっていることは帰りの電車から見て初めて気付きました。
このあたりでお尻が少し痛くなってきましたが、悪くないペースで荷坂峠を越え、道の駅紀伊長島マンボウに9時過ぎには到着しました。
心配していた腰の痛みは全く感じずひと安心。
というのも、今年2月に牡蠣食べ放題ライドで鳥羽に行ったとき、荷物が重すぎて50kmほどで腰を痛めてしまったんです。
そのときの写真がこちら
はい、釣りしてました。
写真のリュックは通学などにも使っているリュックで、まあ普通の大型リュックです。
竿2本、2リットルの水(謎)、保冷剤、シューズ、着替え等々を入れていたので、総重量は5キロほどあったんじゃないかなぁ
これが腰に効くんですね、別の意味で。そりゃもうてきめんでした
信号で止まってはストレッチ、走っているときはダンシング、この繰り返しです。それでも痛みは引かず、パールロードではもうフラフラでした。
そんなこんなで今回はちゃんとした登山用のを背負っていきました。
僕の個人的な流儀として、自転車の挙動に影響を与えるようなサドルバッグやフロントバッグは付けたくない(そもそも持ってない)ので全部背負うしかないんです。
背負ったまま歩き回ることが目的の登山用リュックは、体に密着して接触面全体で重さを支えるから分散されてラクなんですよ。たぶん。(適当)
腰の痛みはなんとかなっても、お腹が空くのだけはどうしようもないです。
次のコンビニで...やっぱりその次...とかやってるうちに道の駅海山に到着したので、中の食堂で腹ごしらえします。
この時点で107km、まだ10時半なのでなんだか変な感じです。
ちなみに僕は、ロングライドの計画は
全行程の平均速度=普段の巡航速度‐10km/h
で計算しています。休憩も含めるとこんな感じに落ち着く気がします。
海山の時点では行程前半なので公式よりちょっと速いですね
これが後でガクッと落ちることに
あと、僕がここ数年で学んだことに、
より早く目的地に着くには、より早く出発するのが最も効果的である
というのがあります。
なんだオメーバカにしてんのか と思うかもしれませんが、僕はこれに気づくのにけっこうかかりました。そうです。バカなんです。
というのがあります。
なんだオメーバカにしてんのか と思うかもしれませんが、僕はこれに気づくのにけっこうかかりました。そうです。バカなんです。
で、仮に1時間走ったとして、進む距離の差はたったの5kmなんです。当たり前ですが。
5kmなんて30km/hで走ったとして10分ですよ10分
35km/hで1時間走るのと30km/hで1時間10分走るの、同じ35km走るにしてもどっちがラクかは簡単に想像がつきますよね。
つまり、より早く目的地に着くには、より早く出発するのが最も効果的ということです。
ここテストに出ます。
\よく分かんねぇこと言ってねえでさっさと進みやがれ!/
何か聞こえたような気がしたので先に進みますね
矢ノ川峠の前哨戦である馬越峠はサラッと超えて、尾鷲の市街地を横切ります。
この時点で午前11時と、時間にはかなり余裕がありました。
ここでの状況をまとめると、
① 尾鷲~熊野間には今日最大の難所である矢ノ川峠がある
② 矢ノ川峠には海岸線を通る迂回ルートがある
③ 迂回ルートは海岸線を通るので、絶景が期待できる
④ 那智勝浦に早く着いたところで何もすることがない
はい。もうお分かりですね。
迂回ルート一択です。
絶景が期待できる上に交通量も少なく、さらに時間つぶしにもなります。そのうえ面倒な峠を回避できるときています。(この時点ではそう思っていた)
行かない手はありません。
こうして何も知らない哀れなイノウエは矢ノ川峠のある42号線から迂回ルートである311号線へ嬉々として入っていったのでした。
次回、波乱の後編
(つづく)
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