学部3年を前に、残された時間の少なさに気づいたイノウエ。
春休みのうちに遊んでおかなければ...ということで、本州最南端の町串本に行き、そこでイノウエのもう一つの趣味である釣りを満喫する計画が出来上がったのでした。前回は尾鷲から熊野まで向かう道中、下調べ不足で地獄を見る話でした。
なんとか那智勝浦にたどり着いたイノウエは温泉を楽しみ、美味しいまぐろに舌鼓を打ち、浜辺で野宿したのでした。
ということで今回は2日目の朝、野宿から目覚めるところから始まります。
突然ですが、みなさんが想像するキャンプの目覚めってどんな感じですか??
小鳥のさえずりや小川のせせらぎで目覚める、そんな感じなんじゃないでしょうか。
で、イノウエは何で目覚めたか。小鳥でもなく、小川でもありません。
おっちゃんの話し声でした。悲しい現実ですね...
いや、おっちゃんに罪はないんです。ないんですけどね、もうちょっと何か...
そんなわけで、そそくさと寝袋をしまい、朝食にします。
朝日を見ながら食べるオニギリ、いいです。
(オニギリという単語で某pi〇neer社のアレが思い浮かんだ人は自転車沼の立派な住人です)
最初の目的地は那智の滝です。那智の滝は、1段の滝としては日本一の落差を誇る滝で、日本三大名瀑の一つにも数えられているそうです。落差厨の聖地ですね
終盤にはイノウエの大好物であるつづら折りがあり、楽しむことができました。 ニヤニヤ
写真を撮っていただき、ちょっとおしゃべりします
イノウエ「どちらから来られたんですか?」
おっちゃん「昨日愛知の方から車で来てねー」
イノウエ「今日はどちらまで?」
おっちゃん「まだ決めてないんだ。3月末で定年になってねぇ。気楽なもんだよ」
楽しんでください。そして、お仕事お疲れ様でした。
那智勝浦から串本まではおよそ35km。だいたい2時間を見積もって計画を立てました。
夕方から釣りをするとして、日中に行っておきたい所は2か所です。
一つは潮岬にある本州最南端の石碑、
もう一つは串本の町を少し過ぎたところにある串本海中公園です。
後輪「ゴリゴリゴゴゴゴゴゴゴロゴロゴロ.........」
そりゃテンションも下がりますよ
追い風で気持ちよく回していて、ちょうど遠くの方に串本の街並みがうっすら見えてきたタイミングでのパンクでしたからね…
写真が少ないのも調子よく走ってたからです(言い訳)
写真が少ないのも調子よく走ってたからです(言い訳)
チューブ交換をしていると、自然の摂理に従って地元のおっちゃんに話しかけられました。
駅で輪行作業をしているときや、道端でパンク修理をしているときに地元のおっちゃん(稀におばちゃん)に話しかけられるのは大自然の法則です。
リンゴが木から落ちるのと同じですね。
リンゴが木から落ちるのと同じですね。
このときの対応が後々の就活の面接につながるとかつながらないとか…
ちなみに、リアが10速の場合リア10(リアジュー)、11速や9速の場合は非リア…とはいいません。 誰が非リアや
\くだらねぇこと言ってねえでさっさと進みやがれ!/
また何か聞こえたような気がしたので先に進みますね
チューブ交換を終え、しばらく走ると観光名所でもある橋杭岩の横を通ります。が、パンク修理に時間を使っていたのでチラッと見る程度で素通り。
信号待ちをしているとミニバンの助手席の窓がウィーーン
奥様「頑張ってくださいね~」
イノウエ「あッありがとうございます(^^)」
・・・・・
スンマセンそんなに凄いことしてないんです….
紀伊半島一周でもしていると思われたのでしょうか。
心当たりがあるとすればバッグの横に挿していた銀マット風のコイツです。
ああ情けない。
両店の方々お世話になりました。
想像するに、串本町は元々島があったところにトンボロと呼ばれる砂州がつながってできた地形のように見えるのですが、その考えが正しければ串本の町が砂州の上に広がっていて、本州最南端の地である潮岬は(元)島にあたるわけです。(聞き流してもらって構いません)
この島の部分が曲者で、10%前後の坂を連発させてきます。ただ、前日の地獄と比べるとまだ優しい範囲だったので、ゴールが近いというモチベーションで上り切りました。
本州最南端到達です!!!! \( ‘ω’)/バンザーイ
景色を眺めたりなんかしながら、しばらくボーっと達成感に浸ります。
ボーー
チュンチュン
ボーーー
サワサワ
…グゥゥ オナカスイタ
(つづく)
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